コラム

外壁工事の期間はどれくらい?工事内容別の目安や短縮するコツなど

外壁改修工事
外壁工事の期間はどれくらい?工事内容別の目安や短縮するコツなど

外壁工事を検討する際に気になるのが、「どれくらいの期間がかかるのか」です。工事の種類や建物の規模、季節などによって、工期は大きく変動します。そこで本記事では、戸建てやマンション、オフィスビルなどの工期の目安に加え、工程別の工期や短縮するコツなどをわかりやすく解説します。

外壁工事にはどれくらいの期間がかかる?

外壁工事にはどれくらいの期間がかかる?

外壁工事の期間は、建物の種類や規模、工事の内容などによって大きく異なります。ここでは、小規模の戸建て住宅から中規模のマンション、大規模なオフィスビルまで、工期の目安を具体的に解説します。あらかじめ工期を把握しておくことで、生活や業務への影響を抑えましょう。

小規模の戸建て住宅

小規模の戸建て住宅の外壁工事期間は、一般的に1~2週間程度です。工期には、足場設置から下地補修、塗装や外壁材交換、解体・清掃までが含まれます。たとえば、延床面積30坪程度の戸建て住宅で、天候などの影響がなければ1週間前後(足場設置1日と下地補修1日、塗装・外壁材交換4日、解体・清掃1日)で完了します。

  • マンションや商業施設などよりも規模が小さいため、作業の手順がスムーズに進む
  • 外壁の劣化が激しい場合や追加の補修作業が必要な場合は、工期が延びる
  • 梅雨や台風などの時期は、作業の中断が発生しやすいため

戸建て住宅の外壁工事期間は、天候や建物の状態によって前後しますが、一般的には1〜2週間を目安にスケジュールを立てておきましょう。余裕を持った計画を立てることで、急な工期の延長にも柔軟に対応できます。

中規模のマンション

中規模マンションの外壁工事には、1〜2カ月程度かかるのが一般的です。たとえば、5階建て(30戸規模)のマンションであれば、1か月程度(足場設置1週間と下地補修1週間、塗装・外壁材交換1週間、解体・清掃1週間)がかかります。

  • 戸建て住宅に比べて階数が多く、外壁の面積も広い
  • 足場の組立や解体に時間がかかるうえ、各工程も慎重に進めなくてはならない
  • 居住者が多いマンションでは、作業時間や騒音などに配慮が求められる

以上のことから、工期に余裕を持たせる必要があります。中規模マンションの外壁工事期間は、1〜2カ月程度を目安に計画してください。

大規模なオフィスビルや商業施設

大規模施設なオフィスビルや商業施設などの外壁工事には、3~6カ月程度の期間が必要で、長期化する傾向があります。たとえば、10階建て(30テナント規模)のオフィスビルでは、3か月程度(足場設置2週間と下地補修4週間、塗装・外壁材交換4週間、解体・清掃2週間)がかかります。

  • 中規模マンションよりも階数が多く、施工面積も非常に広い
  • 作業の効率よりも、安全性や周囲への影響を優先して工程を進める必要がある
  • オフィス・店舗の営業時間に配慮し、夜間や休日にしか作業できない場合もある

したがって、大規模施設の外壁工事には期間も費用もかかるため、長期的な計画と関係者との綿密な調整が必要です。3~6カ月程度の工期を想定し、余裕を持ってスケジュールを組みましょう。

工事内容別の外壁工事期間

工事内容別の外壁工事期間

外壁工事期間は、実施する工事の内容によって大きく異なります。各工程に必要な期間を理解することで、全体のスケジュールも把握しやすくなります。ここでは、足場の設置・解体や下地の補修、外壁塗装、外壁材の張り替え・重ね張りなど、代表的な工程ごとにかかる期間の目安を解説します。

足場の設置

足場設置には、数日~2週間程度かかるのが一般的です。足場の設置は、安全かつ効率的に作業を進めるための土台づくりにあたります。

  • 2階建ての戸建て住宅では、1日で足場の組立てが完了する
  • 住宅の形状や敷地面積によっては、2日程度かかることもある
  • 狭小地や隣家との距離が近い場合は、さらに日数が必要になる
  • 中規模・大規模施設では、1~2週間程度かかる

足場がなければ高所作業ができないため、最初に行う重要な工程です。

下地の補修

下地の補修には、数日~4週間程度の期間がかかります。理由としては、外壁材のひび割れや浮きなどの修繕には、施工現場ごとに異なる対応が必要になるからです。

  • 補修箇所が少なければ、1〜2日で完了する
  • 外壁全体に劣化が見られる場合やシーリングを打ち替える場合は数日以上を要する
  • 中規模・大規模施設では、1~4週間程度かかる

下地の損傷が想定よりも広範囲に及んでいる場合は、下地補修の期間が延長されることがあります。下地補修の期間は、施工面積や劣化状態によって大きく変動するのです。

外壁塗装

外壁塗装の工程には、一般的に1~4週間程度かかります。なぜなら高圧洗浄から下塗り・中塗り・上塗りまでの工程を、乾燥時間を確保しながら丁寧に行う必要があるためです。

  • 高圧洗浄後には、1日以上の乾燥期間を取る
  • 各塗装層(下塗り・中塗り、上塗り)の乾燥にも、半日〜1日以上が必要になる
  • 雨や湿度の影響を受けると、作業が中断されて予定より工期が延びる
  • 中規模・大規模施設では、1~4週間程度かかる

たとえば、30坪程度の戸建て住宅では、天候が良ければ1週間前後で外壁塗装が完了します。外壁塗装期間を見積もる際は、天候による延長も考慮することが重要です。

外壁材の張り替え・重ね張り

外壁材の張り替えや重ね張りには、1〜4週間程度かかります

  • 既存の外壁を撤去して新しい素材を施工する「張り替え」には、時間がかかる
  • 既存の外壁の上から新しい素材を施工する「重ね張り」のほうが、短期間で済む
  • 工期は、天候や職人の人数・スキルなどに左右される
  • 中規模・大規模施設では、1~4週間程度かかる

たとえば、30坪程度の住宅のサイディング外壁を張り替えるためには、既存外壁材の撤去・処分と防水処理、新規外壁材の施工が必要です。重ね張りであれば1週間程度で完了しますが、張り替えの場合は1~2週間程度がかかります。

解体・清掃

外壁工事の最終工程である解体・清掃には、一般的に数日〜2週間程度かかります。工事中に発生した廃材や粉じんが周囲に残らないよう、丁寧な対応が必要です。

  • 足場の解体は安全性に配慮しながら慎重に行われる。
  • 工事で発生したゴミやほこり、養生材などを丁寧に撤去・清掃する
  • 住宅密集地では近隣への配慮が必要になるため、作業時間が長引く場合もある

作業完了後の最終チェックや清掃の徹底は、施主への引き渡しに向けた重要な仕上げ工程です。最後の工程に不備があると工事全体の印象を損なうため、気を抜けません。

外壁工事期間を左右する要因

外壁工事期間を左右する要因

外壁工事期間は一律ではなく、さまざまな要因によって変動します。特に建物の規模・階数や劣化状態、使用する材料や工法、そして天候や季節が、工期に大きな影響を与えるのです。ここでは、それぞれの要因がどのように工事の進行に関わってくるのかを解説します。

建物の規模や階数

建物の「規模が大きいほど」または「階数が多い」ほど、外壁工事期間は長くなります。理由は単純で、作業量が増えるからです。

たとえば、2階建ての戸建住宅より、5階建てのマンションのほうが外壁工事期間が長くなります。

  • 足場の設置や解体に時間がかかる
  • 高所作業に対して、慎重な安全管理が必要になる
  • 施工面積が増えるため、下地補修や塗装の作業日数が増加する

「敷地が2倍だから、足場設置に2倍の時間がかかる」「同じ作業でも、1階増えるごとに日数が1日増える」といった具合に、建物の規模や階数に応じた工期の調整が必要です。

外壁の劣化状態や施工範囲

外壁の劣化が進んでいる場合や施工範囲が広い場合は、外壁工事期間が延びすくなります。劣化の程度によっては、下地補修やシーリングの打ち替えなど追加作業が必要になるからです。

  • 表面に小さなひび割れが見られる程度であれば、比較的短期間で対応できる
  • 外壁材の浮きや雨水の浸入があると、下地の張り替えや補強などに時間を要する
  • 外壁の一部ではなく全面を施工する場合は、面積が増えるぶんだけ工期も長くなる

工期を正確に把握するには、事前に外壁の劣化状態を丁寧に点検してもらうことが大切です。

使用する材料や工法

外壁工事期間は、使用する材料や工法によっても大きく変わります。使用する材料や工法によって工期が大きく変わるため、希望の工期がある場合は工事業者に相談しておくことが重要です。

外壁工事の内容材料の種類材料による工期の違い
塗装アクリル塗料
ウレタン塗料
シリコン塗料
ラジカル制御型塗料
フッ素塗料
無機塗料
遮熱塗料
断熱塗料
重ね塗りの回数が多く、
乾燥時間が長い塗料ほど、
工期が長くなる
外壁材の施工サイディング
ALCパネル
タイル
コンクリート打ちっぱなし
モルタル
工程が多く、
複雑な工法ほど、
工期が長くなる

塗装工事には、ローラー工法や吹き付け工法などがあり、養生や作業、片付けにかかる時間が異なります。外壁材の施工においては、重ね張りより張り替えのほうが工期が長くなります。既存外壁材の撤去や排気の作業が必要になるからです。

天候や季節

外壁工事は天候や季節の影響を受けやすいため、工期がずれ込むことがあります。特に外壁塗装には晴天かつ湿度の低い環境が求められるため、雨の日や梅雨、台風シーズンには作業が中断されることがあります。

  • 晴天が続く春や秋は、比較的スケジュール通りに進みやすい
  • 梅雨や真冬は乾燥不良や凍結のリスクがあり、工程の調整が必要になる
  • 突然の降雨や強風により、足場の安全性を確保するために作業が止まる

外壁工事を計画する際は、なるべく天候が安定している季節を選ぶことがスムーズな進行の鍵になります。

外壁工事期間中の悪影響と対策

外壁工事期間中の悪影響と対策

外壁工事期間中は、日常生活にさまざまな悪影響が出ることがあります。具体的には、騒音・振動、洗濯物・換気の制限、駐車スペースの確保、そして近隣トラブルなどです。事前に対策を把握しておくことで、ストレスやトラブルを最小限に抑えましょう。

騒音・振動

外壁工事中は、どうしても騒音や振動が発生します。足場の設置や撤去、高圧洗浄、塗装作業、外壁材のカットなど、機械を使った作業が多いためです。

  • 足場の組立・解体では、金属音や衝撃音が断続的に発生する
  • 高圧洗浄機の使用時に大きな音が響き、室内でもテレビの音が聞こえづらい
  • 金属系サイディングの張り替えでは、工具の振動音が壁を伝って響く
  • コンプレッサーやスプレーガンの作動音が長時間続く

上記の悪影響を軽減するには、事前に作業スケジュールを業者から聞き取り、特に騒音・振動の出やすい日を把握しておくことが有効です。また、在宅ワークやリモート会議などを行う場合は、静かな場所への一時的な移動も検討しましょう。騒音・振動は避けられないものの、事前対策とスケジュール管理によって、生活への悪影響を減らすことが可能です。

洗濯物・換気の制限

外壁工事中は、洗濯物を外に干せない日が多くなります。塗装の飛散や高圧洗浄による水しぶきが洗濯物に付着する恐れがあるからです。また、工事期間中は養生シートで窓が覆われることが多く、換気がしにくくなります。

  • 養生シートによって日差しが遮られ、洗濯物が乾きにくくなる
  • 高圧洗浄中に、干していた洗濯物に水しぶきが飛ぶ
  • 塗装中に窓を開けてしまうと、塗料のにおいやホコリが室内に入ってくる
  • 洗濯物に塗料が付くと、落ちにくい汚れとして残ってしまう

以上のような問題を避けるためには、工事期間中に部屋干しや乾燥機の利用をおすすめします。また、換気は塗装作業のない時間帯を業者に確認し、短時間でも安全に行えるタイミングを見極めることが大切です。洗濯と換気には一定の制限が生じるため、代替手段を準備しておきましょう。

駐車スペースの確保

外壁工事期間中は、自宅前や敷地内の駐車スペースが使えなくなることがあります。なぜなら足場設置や資材搬入、職人の作業スペースとして、普段車を停めている場所が一時的にふさがれてしまうからです。

特に道路に面した住宅では、工事車両が通行の妨げにならないよう配置され、いつもの駐車場所に停められなくなることがあります。

  • 資材搬入のためのトラックが駐車スペースを占有する
  • 足場設置によって、車の出入りができなくなる

駐車スペースを利用できなくなる場合は、事前に業者と打ち合わせを行い、近隣の月極駐車場を一時的に借りるといった代替手段を検討してましょう。家族の通勤・通学時間帯との兼ね合いも考慮しなければなりません。駐車スペースの問題は、工事の初期段階で解決しておくことが重要です。

近隣トラブル

外壁工事によって、近隣住民とのトラブルが発生することもあります。騒音・振動や塗料のにおい、車両の出入りが、周囲の生活に悪影響を与えるためです。

特に住宅密集地では、境界が近いため、作業音や足場の影響が隣家に及びやすくなります。

  • 「工事の音がうるさい」「塗料のにおいがきつい」といった苦情を受ける
  • 苦情が収まらないと、工事後の関係性も悪化する

そのため工事が始まる前に挨拶回りを行い、工期や作業時間、対応窓口などを丁寧に伝えておくことが大切です。業者にも、近隣への配慮を依頼しておきましょう。円滑な工事には、近隣との良好な関係づくりと事前の説明が不可欠です。

外壁工事期間を短縮するコツ

外壁工事期間を短縮するコツ

生活への悪影響を減らすためには、外壁工事期間を少しでも短くしたいものです。スケジュール調整や業者選び、施工時期の工夫によって、工期を短縮しやすくなります。ここでは、外壁工事期間を短縮するコツをご紹介します。

事前の打ち合わせでスケジュールの希望を伝える

外壁工事期間を短縮するには、工事前の打ち合わせでスケジュールの希望を伝えることが大切です。工事は多くの工程で構成されていますが、あらかじめ要望を伝えることで優先順位や作業日程を調整しやすくなります

  • 「今月中に完了する」「平日は18時までに作業を終える」などと希望を伝える
  • 希望を伝えることで、業者側がスタッフの配置や作業順序を検討できる
  • 工事の変更や追加を減らすためには、事前に工事の範囲や懸念点を明確にしておく

外壁工事の希望スケジュールを遠慮せず伝えておくことで、計画的かつ短期間での施工が実現しやすくなります。

信頼できる業者を選ぶ

外壁工事期間を短縮したいなら、信頼できる業者を選ぶことも効果的です。経験豊富で対応力の高い業者なら、無駄のない工程で効率よく進めてくれます

  • 人員配置や天候による中断リスクの管理が的確なら、予定より早く完了する
  • 工程ごとの進捗報告や迅速な対応で、トラブルを防止・早期解決できる

業者選びの際は、「見積書の内容が明確であるか」「過去の施工実績が公開されているか」「第三者の口コミ・評価に問題がないか」などを確認しましょう。外壁工事をスムーズに終えるためには、価格だけでなく対応力・信頼性にも注目した業者の選定が不可欠です。

悪天候のリスクを避ける

外壁工事期間を延ばさないためには、できるだけ天候が安定している時期を選ぶことも重要になります。外壁工事は屋外作業が中心であり、雨や強風、湿度の高さなどによって作業が中断されやすいからです。

  • 梅雨や台風の時期は、足場設置や塗装が延期になって予定よりも工期が延びやすい
  • 春や秋などの気候が安定している季節なら、作業がスムーズに進みやすい

悪天候のリスクが少ない時期は、乾燥時間などの工程管理も確実に行えるため、仕上がりの品質が安定します。外壁工事の計画では、悪天候のリスクが少ない時期を選ぶことで工期短縮と施工品質の安定を叶えやすくなるのです。

外壁工事期間を把握したうえで予定を組もう

外壁工事期間は、建物の規模や工事の内容、季節・天候などによって大きく変わります。あらかじめ目安を把握し、生活や業務への影響を最小限に抑えるように計画を立てることが大切です。信頼できる業者に依頼することで、工期を短縮しやすくなります。全体のスケジュールを見通したうえで、外壁工事を進めましょう。

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